カニ鍋や蟹しゃぶなどを楽しんだ後の蟹の殻、どう処理していますか?
ごみの日の前夜に食べればそのまま捨ててもいいのかもしれませんが、ごみを出した日の夕食だったり、年末年始はごみ収集までの間があいてしまったりとそのまま捨てられるとは限りませんね。
蟹の殻を処分するのは、出汁まで楽しんでからでも遅くありません。カニの殻を使った出汁の取り方と殻の捨て方についてまとめています。
カニの殻のだしの取り方
カニの殻を食べ終わったらそのまま捨てるのはもったいないです。出汁を取りましょう!
《カニの殻で出汁を取る方法》
カニは殻だけでも美味しい出汁が取れますので、捨てる前にもう一活躍してもらいましょう。
1.まず殻に軽く塩をして、焼きましょう。
オーブンやトースター、網などを使って焼き色がついて香ばしくなってきたらOKです。煮こむ前に焼くことで香ばしくなりますので、お勧めです。焼き過ぎて焦がさないように気をつけて下さいね。
2.焼いた殻を小さめにカットしていきましょう。
小さくすることで殻のカットされた断面が増え、出汁が出やすくなります。
3.殻を煮込みます。
カニの殻がヒタヒタになる程度の水にお酒を少々と10cmくらいの昆布を入れて煮込みましょう。30分~1時間ほど煮込んで、冷めたら殻が入らないようにしっかり濾したら出来上がりです。
焼いてから煮込むことです香りも出ますので、ひと手間掛けるのがポイントです。出汁は冷凍保存も出来ます。
ちなみに、出汁を取った後の殻の方が捨てるまでの間の臭いが軽減される気がします。
かにの殻のだしを使うレシピは?
《カニの殻からとった出汁の使い途》
- お味噌汁
- 雑炊
- スープチャーハン
- ご飯を炊く時のお水の代わりにする
- お鍋の出汁
- 茶碗蒸し
- 湯豆腐
- ラーメンのスープ
などは如何でしょうか?
湯豆腐をカニ出汁で作るとお豆腐が出汁を吸って美味しいです。
本当は出汁を取るのがいいと思いますが、そこまでするのは面倒くさいという場合は、殻をオリーブオイルとニンニクで炒めて、パスタのゆで汁をちょっと入れて、パスタと絡め、ネギなどのお好みの具を加えればカニ出汁の効いたパスタになります。
カニの殻の捨て方
出汁を取ってからのカニの殻の処分方法ですが、ひとつは細かく砕いて家庭菜園などの肥料にすること。カニの殻は肥料として砕いたものが売られているくらいです。
肥料が必要がない場合は、軽くすすいでから乾燥させて水分を切りましょう。水分が残っていると臭いやすくなります。
重曹、またはお茶ガラやコーヒーガラなどをかけ、しっかりと水気を切りましょう。
水気が取れたら、新聞紙などに包んでからビニール袋に入れ、スペースがあればゴミの日まで冷凍庫に入れておくと臭ってしまうことはないはずです。
さいごに
カニの身を食べ終わった後にそのまま殻を捨ててしまうのは本当にもったいないです。
身がなくなっても、出汁まで楽しめるのがカニのいいところですね。