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犬を飼うのは大変!一人暮らしで犬を飼って分かったこと【体験談】

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散歩する犬
これから犬を飼おうか迷っている方に、今回は犬を飼うとこれだけ大変なことがあるということをお伝えしたいと思います。

特に一人暮らしで犬を飼おうと思っている方には「ひとりでさびしいから」という理由で飼い始め、飼ってから後悔してほしくはありません。

犬を飼うといいこと(メリット)もたくさんあるけれど、大変なこと(デメリット)もたくさんあるのです。 

★我が家の犬たち★
・家族と住んでいた頃に飼っていた柴犬
・家族と住んでいた頃に飼い始めた中型犬(途中から一人暮らし)
・一人暮らしになってから迎えた中型犬(元保護犬)
の3匹です。

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1.日々の散歩

犬種や年齢によって必要な散歩量は変わってきますが、散歩のいらない犬はいません。

犬にとっては数少ない1日の楽しみのひとつなので、それを自分の都合で奪うことはしたくないため自分自身がまず健康であることには最大限気をつけています。

仕事で遅くなって疲れて行きたくないということも避けるため、自身の体力の維持も必要です。

散歩や遊びなどで、十分にエネルギーを消費していないと吠えなどの問題行動に繋がってしまう可能性もあります。

2.犬の一生を養う経済力が必要

犬にかかる医療費
食費・医療費・トリミング・トレーニング代、トイレシーツなどの消耗品、ケージやサークルなどの犬用グッズ…ちょっと考えただけでも犬にかかる費用はたくさんあります。

犬の生涯必要経費

一般社団法人ペットフード協会が調べた令和元年度の全国犬猫飼育実態調査によると、犬の生涯にかかる必要経費は下記の通りです。

超小型犬  2,201,448円(平均寿命 15.20歳)
小型犬   1,864,155円(平均寿命 13.99歳)
中・大型犬 1,903,980円(平均寿命 13.69歳)
犬全体   2,004,139円(平均寿命 14.44歳)

※犬の年齢ごとに算出した平均支出金額を平均寿命まで足し上げることにより算出した金額です。

出典:令和元年度 犬 飼育・給餌実態と支出(pdf)

犬全体としては、平均寿命も延びているので生涯に必要な経費も年々上がってきている傾向にあります。

犬を飼わなければ、これだけの支出が抑えられると思うのなら飼わないという選択肢もありかと思います。

犬たちと暮らしてきて、やはりお金がかかるなぁと思ったのは病気になった時です。日々の生活費の支出はちょこちょこと出ていきますが、病気になった時には一気に必要になります。備えておかないと大変なことになります。

犬を飼うのに必要な費用については、こちらの記事でより詳しく紹介しています。

直接的にかかる費用だけではない

フードや犬グッズなど犬に直接的に必要な費用だけとは限りません。

特に一人暮らしの場合ですが、万が一自分自身が病気や怪我をして入院することになってしまうとその間、犬を預けるのにもお金がかかります。

費用もかからず、安心して預けられる先があれば問題ありませんが、そうではない場合は直接かかる費用以外もあることを想定しておく必要があります。

犬と安心して暮らせる住居

マンションなど集合住宅ならペットの飼育がOKなところに住むことは必須です。賃貸の場合は賃料や敷金がペット可物件の場合、近隣の相場よりも高くなることもよくあります。

家の中に犬の居場所を作るためには、それなりのスペースも必要になります。

また、家の中で思わぬ事故がないように家具のレイアウトを考えたり、犬が滑りにくい床にしたり、脱走されないための工夫も必要です。

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3.犬と向き合う時間

パットの間の毛をカットしてもらう犬
お金はあっても、犬に向き合う時間がないのなら犬と暮らすことは難しいでしょう。

日々の生活の中で

  • 遊ぶ時間
  • ご飯を準備して与える時間
  • お手入れをする時間
    (シャンプー・ブラッシング・足拭き・爪切り・耳掃除など)
  • 排泄物を片付ける時間

など様々な時間が必要です。たとえ自分自身の具合が悪くてもご飯や排泄物の処理などを休むことは出来ません。

通院

健康な状態でも狂犬病の予防注射や混合ワクチン、健康診断など病院に連れて行くことは必要になります。

そして当然、具合が悪くなった時には頻繁に病院通いになることもありえます。

しつけ

いたずらして破壊する犬
飼い始めたばかりの頃は、一緒に暮らしていく上でのルールを教える時間が必要です。

家具や壁などがいたずらされたり、破壊されたりということも聞きますが、これはしつけでなんとでもなります。

ゴミ箱を蓋付きにしたりなど予防することも必要ですが、噛んでもいいものといけないものの区別を教えることは出来ます。

我が家の中型犬は子犬の頃、犬用に与えたおもちゃは破壊しまくりましたが、家具等は一切いたずらしませんでした。

留守番の時間

一人暮らしだと留守番の時間も長くなりがちです。

例え留守番のしつけが上手くいって問題なく留守番が出来ていたとしても、万が一犬に異変があった時に気が付くのが遅くなってしまうと言うリスクがあります。

最近は室内に設置して留守番中の犬を見ることが出来るカメラもありますが、すぐに駆けつけることが出来なければあまり意味はありません。

犬の留守番については、一人暮らしで犬を飼うのは留守番が多くてかわいそう?何時間まで大丈夫なのだろうという記事も参考にどうぞ。

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4.毛だらけの掃除&洗濯

犬の毛を掃除するクリーナー
毛が抜けるタイプの犬がいるとこまめな掃除が必須になります。また、洗濯物も増えます。

掃除

抜け毛には粘着テープ(コロコロ)は必需品です。

特に短毛やピンと張った硬い毛質の場合、洋服やタオル・毛布などに刺さり、なかなかきれいに取り除けません。

個人的には犬の毛が刺さりまくるのでフリースは着なくなりました。

換毛期にはさっき掃除したばっかりなのにもう毛がふわふわ舞っているなんてこともよくあります。それでも掃除しない訳にもいきません。

洗濯

犬用のベッドやマット、タオルなどは洗濯する前に毛を取り除いておかないと洗濯機が毛だらけになるので、洗濯前の準備にも時間がかかります。

臭い対策

犬種や個体差も大きいですが、臭いが全くないということはまずありえません。

一緒に暮らしていると慣れてしまって分からなくなることはあっても、犬の臭いが全くないということはないはずなので、対策をしておかないと犬を飼っていない人が来た時に「犬臭い家」と思われかねません。

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5.家をあけられない

犬を飼うと旅行や出張などで長期で家をあけることはためらわれます。

家族や友人、ホテル、ペットシッターなどに預かってもらうことは可能だとしてもやはり旅行には行きづらくなります。

当然、ホテルやシッターさんに預けるのにも費用がかかりますし、犬の短い一生、そして一緒に過ごせる期間を考えると長期間預ける気にはならなくなります。

6.もしもの時の準備が必要

旅行には行かなくても、もしもの時の預け先の確保はしておかなければなりません。

急病や事故などで自分自身が入院することになる可能性は誰にでもあります。

また、家族に何か起きた時に駆けつけなければならないこともあるかもしれません。

その他にも、災害時に犬の安全を確保することも考えておく必要があります。

7.病気や介護が必要なることもある

介護が必要になる老犬
たまたま縁があって迎えた子が体の弱い子だったということも可能性としてはあります。

病気にもよりますが医療費がかかることはもちろん、若くして亡くなってしまうかもしれないことへの覚悟も必要です。

また、若いうちは元気でもシニアになったら病気になる可能性は高くなります。年齢を重ねると介護が必要になることも珍しくありません。

我が家の犬たちのシニア時代には

  • 夜鳴きと徘徊
  • 目が見えなくなる
  • 倒れる(失神)
  • 点滴が必要になる
  • トイレが出来なくなる
  • 半身麻痺になる

など様々ありました。いつ、どの程度で、どのくらいの期間というのは選べません。

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8.一番つらい最期の別れ

そして、何よりも一番きついのは永遠のお別れです。

最期まで面倒を見ることが出来て、見送れることは幸せなことでもありますが、見送った後は一緒にいた時間が充実していればいるほど、辛いものになります。

ただ、犬を飼ったらここまでが絶対にセットなので避けることは出来ません。

先に飼い主が死んでしまうこともあってはならないので、これから犬を飼う方は必ず迎えた子を見送ってください。

さいごに

大変なことは承知の上で、犬を飼うと決めた方も念の為「犬アレルギー」がないかどうかはチェックしてくださいね。

子犬を飼うのなら、これからの約15年間の自身のライフスタイルに変化があっても飼い続けられるかどうかもイメージしておく必要があります。

引越ししたり、結婚したり、子供が産まれたりという変化が予測される場合にはより慎重に「今」飼い始めるべきなのかは検討してください。一度飼い始めたら、途中で投げ出すことは出来ません。

我が家の場合は自営業で時間的な拘束が少ない仕事のため、病院に連れて行ったりすることは問題なかったのですが、それでも老犬介護中に点滴が必要にり、ほぼ毎日のように連れて行かなければならなかった時は大変でした。

また、薬だけもらいに動物病院へ15分だけの外出でも、帰宅したら寝たまま排泄していたりなど多々ありました。(後の掃除はものすごく大変です)

見送った後、時間が経つにつれてそれらもいい思い出にはなりますが「さびしい」とか「癒やされたい」だけでは犬は飼えません。

デメリットばかりでどんよりしてしまった方は、犬を飼うと幸せになる!一人暮らしで飼って分かった15のメリットもどうぞ。