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一人暮らしで犬を飼う 必要な年収は?お金がないのに犬を飼うことは出来る?

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かわいいチワワ
これから一人暮らしで犬を迎えたいと思ったら、気になるポイントのひとつは費用ですね。

実際、犬を飼うのにはお金がかかります。特に病気をして頻繁に病院通いをしていた時期は約半年で40万円ほどかかりました。

飼う前に飼っても大丈夫かなというお金の不安があるのなら、あなたの飼うタイミングは今ではないのかもしれませんね。

一人暮らしで犬を飼ってきた経験から犬を飼うのに必要な費用についてまとめてみました。

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犬を迎える時に必要な費用

まず必要となるのが、犬を迎えるための費用ですね。

ブリーダーさん、ペットショップ、シェルター(保護施設)、どこから迎えるのにも基本的にお金がかかります。

我が家の場合は過去に迎えた3匹はブリーダーさんから2回、シェルターから里親になったのが1回ですが18万円、5万円、1万5千円でした。

時期も犬種も異なるので一概に高い安いとは言えませんが、並べてみると結構な差が出ますね。

迎えてしまえば、いくらだったかは全く関係ないのですが。

必要なもの・グッズ

続いて、飼い始めるにあたって準備しておきたいものです。

食器・水入れ

家に来た日から必要です。とはいえ犬用のものがないと困る訳ではありません。今まで人用に使っていたものを犬用にすることも可能です。

ただ、衛生面から共用することはお勧めしません。

トイレトレーとトイレシーツ

子犬から飼い始めるのであれば、こちらも家に来た日から必要です。

里親になって推定10才で迎えた子は外排泄の習慣がついていたので、実際には必要ありませんでしたが、念の為準備はしていました。

新聞紙等で代用が出来なくはないですが、トイレシートの吸収力は素晴らしいのでトイレシートの利用をお勧めします。

安いものだと小型犬用の小さいサイズ(レギュラー)で800枚(200枚×4パック)で4,000円弱、1日10枚使ったとしても80日分(1日当たり50円)、成犬になれば1日10枚使うことはまずないと思いますので1ヶ月あたりにしても1,000円~1,500円程度です。

収納だけはたっぷりな我が家は安くなるまとめ買い派ですが、置き場所は必要になりますのでご注意下さい。

200枚でも結構な重さになるので、自宅まで届けてくれるネットショップは便利です。

ペットシーツは大抵安いものは薄いので、留守番が長めの場合は吸収が良い厚めのタイプがお勧めです。ただ、価格的には2倍になります。

ケージ・サークル

子犬から飼い始めるのなら安全な居場所をつくることは必須なので、トイレと寝る場所(ベッド)を分けて過ごせる場所を用意します。

小型犬サイズで数千円~数万円まで様々なタイプがありますが、屋根があるもの(もしくはつけられるもの)、そしてシンプルで掃除がしやすいタイプがおすすめです。

おもちゃ

おもちゃは初日からないと困るくらい必需品です。おもちゃは噛んでもいいもの、それ以外のものは噛んではいけないものと区別をして教えていくためにもなくなてならないものです。

子犬のうちは噛んで壊すのが普通なので、数も種類も必要です。

体の大きさというか口の大きさに合った小さすぎないサイズのものでないと危険です。

キャリーバッグやクレート

犬を迎えた初日から必要ではないかもしれませんが、ワクチンのために病院に連れて行ったりなど出掛ける時には必要になります。

子犬の大きさに合わせて買ってしまうと成犬になった時には小さすぎて使えなくなる可能性もあるので、成犬になった時を想定しておいた方がいいです。

電車やバス・歩いて移動する場合にはキャリーバッグが便利ですが、車での移動なら安定感のあるクレートがおすすめです。

我が家は中型犬なのでバッグはありませんが、硬いタイプのクレートと折りたたみ出来るソフトタイプのクレートの両方持っています。ソフトタイプは子犬のうちはメッシュの部分を破壊してしまうことがあるので、子犬のうちは危険です。

持ち運びが簡単な折りたたみクレートはこんな感じ↓のものです。

クレートは防災用としても役に立ちますし、毎日使うフードやトイレシート、排泄物を処理するもの(トイレットペーパーやビニール袋)などは防災グッズとしても準備をしておく必要があります。

首輪・リード

ワクチン終了前の子犬なら慌てて準備することはないですが、散歩に行く前に家の中で首輪とリードに慣らしておくと安心です。

首輪やハーネス(胴輪)は現在のサイズに合わせないと外れてしまったら危険なので、小さめのものから準備して成長に合わせて買い替える必要があります。

掃除グッズ コロコロや消臭グッズ

毛が抜けるタイプであれば、コロコロ(粘着テープ)は便利です。我が家は2匹いた頃はコロコロは常に箱買いしていました。

トイレやサークルやクレートの掃除にはオレンジエックスが便利です。

ちなみにオレンジエックスは専用のスプレーボトルではなく100均のボトルなどを使うと液垂れすることがあるので専用のスプレーボトルの方が使いやすいです。

お手入れ用品 ブラシ・歯磨き・シャンプー類

犬の毛質によって使用しやすいブラシ等は異なるので犬を迎える先(ブリーダーさんやショップ・シェルター)の方に合うものを相談するといいですね。

歯磨きグッズやシャンプーなどは初日からは必要ないですが、近々に揃える必要が出てきます。

なくてもいいけど買って良かったもの

個人的に買って便利だったものは、留守番タイマー付きの照明器具(シーリングライト)です。購入当時(10年くらい前)で7,000円弱でした。

冬場は夕方に帰宅しても部屋が暗くなってしまうので、リビングの照明をタイマー付きのものに換えて夕方暗くならない時間にセットして電気がつくようにしました。

トレーニング代

病院でワクチンを打って病気を予防するように、困った子にならないように予防するためのしつけは全員に必要です。

しつけ教室に通ったり、ドッグトレーナーに来てもらったり、都合がいい方法でプロにこれからの犬と一緒の生活を快適にするためのトレーニングをしておくことは必須です。

自分で何とかなるかなと思って手遅れにならないように、家に来たらすぐに相談すると困る前に対処できます。ネット検索すれば、住んでいる地域のしつけ教室やトレーナーさんは飼い始める前からでも探せますね。

トレーニング費用を節約する人もいるようですが、ずっと必要な費用ではないですし、15年前後周りに迷惑をかけず楽しく一緒に暮らすためには必要な費用です。

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一緒に生活すると必要となる費用

室内犬のビションフリーゼ
今まではまず犬と暮らし始めたら最初に必要になるものを挙げてきましたが、これで終わりではありません。まだまだお金はかかります。

食費・消耗品・光熱費などの生活費

人間と一緒でゴハンも食べるし排泄もするので当然必要になるもの。

  • フード(おやつ)
  • トイレシーツ
  • 光熱費

フードは種類によって大きく価格が異なりますが、我が家の場合は中型犬(14kg)1匹分で月5,000円程です。おやつはあってもなくてもいいものですが、たまの楽しみとして与えていますので月500円もかかりません。

トイレシーツは上記の様に月1,000円ほどです。

留守中も犬と暮らし始めると夏場のエアコンはつけっぱなしです。そして、ベッドやタオルなどの犬用の洗濯物も増えますので、その分電気・ガス・水道料金も必要になります。ずっと犬と暮らしているので差額は残念ながら分かりません…。

暮らし方や犬種によって必要になる費用

迎えてからの約15年間を犬と一緒にどういう生活をしていくのかをイメージしておくと掛かる費用の目安になります。

ペットホテル代

旅行に出掛けたり、実家に帰ったりなどで犬を預ける可能性がある場合は、ホテルや動物病院に預けるのにも費用が必要です。1泊3,000~5,000円ほど。旅行や出張等で3日間家を空けるとすぐに1万円ほどかかります。

ちなみにホテル等に預ける場合は社交的に子にしておかないと犬にストレスがかかり預けにくくなってしまうこともあります。

トリミング代など

犬種によってはトリミングが必要になるのでトリミング料金、またドッグランに連れて行けばドッグランの利用料なども必要になります。

トリミング料金は人間の美容院代よりも高くなることも…。犬種によってもお店によっても料金は異なるので、近くのトリマーさんの料金を事前にチェックしておくと安心です。

病気の予防・その他にかかる費用

例え健康で元気なうちでも病気の予防や保険は必要になります。

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ワクチンなどの病気の予防

  • 混合ワクチン(基本的に年1回) 7,500円
  • 狂犬病ワクチン 3,000円+550円
  • フィラリア/ノミ・ダニなどの予防薬 約2万円
  • 健康診断料 約1万円
  • 去勢・避妊手術代 約5万円

上記の金額は我が家の場合の1匹に掛かる費用です。避妊手術は1回のみですが、それ以外は毎年かかります。

健康診断として、尿検査・検便・血液検査をしています。

体の大きさによって薬の量が変わってくるので、体が大きい子ほど高くなります。薬の値段も手術費用も病院によって異なりますので、近所の動物病院についても事前に調べておきたいポイントです。

フィラリア薬は蚊がいる時期(5/6月~11/12月あたりまで)投薬が必要で、7回分(月1回の投薬)の薬を一度にもらうと毎年5月は出費が多くなることに。1ヶ月毎にもらうことも可能ですが、その場合は毎月動物病院に行かないといけなくなります。

獣医さんによって扱っている薬の種類が違います。フィラリアとノミ・ダニ予防薬が一緒になっているものやフィラリア薬単体だったり様々な種類があり、価格にも差があるので気になる場合は動物病院に確認しておくといいと思います。飼う予定の犬種か大体の大きさ(体重)が分かれば教えてくれるはずです。

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犬の登録にも費用がかかる

犬の鑑札と狂犬病予防注射済票と胴輪
狂犬病のワクチン終了後には、居住地の市区町村に登録が必要になります。登録料は3000円ほどで鑑札が交付されます。鑑札は一生にひとつですが、狂犬病ワクチン注射済票が550円でこちらは毎年狂犬病ワクチン後に交付されます。

全国共通かどうかは分かりませんが、私の住むエリアでは最近は動物病院で狂犬病のワクチンを打つとその場で注射済票を交付してもらえるようになりました。登録等で分からないことがあれば、ワクチンを打つ獣医さんで聞けば教えてもらえます。

ちなみに犬を飼ったら居住している市区町村に飼い犬の登録をすることと年1回の狂犬病予防注射を受けさせることは義務です。

ペット保険(犬用の貯金)

ペット保険は上記のような予防のための費用には使えません。

病気にならないと必要のないものですが、いざ病気になってしまった時には何十万単位の大きな金額になることも多々あるので、保険に加入しておくかその時のために別枠で犬用の貯金をしておくと安心です。

ペット保険は種類も多く、補償の範囲などもプランによって様々。ちなみに我が家は保険を検討した結果、保険には入らず、犬用の貯金をすることを選択しました。

万が一の時に必要となる費用

絶対に病気にならないという子はいないですし、ケガや事故などの危険性は誰にでもあります。

また飼い始めてしばらくしてから持病がみつかることもあるかもしれません。

特にシニアになると大きな病気ではなかったとしても動物病院にお世話になることは増えますので、お金がないから治療できないなんてことがないように準備をしなければなりません。

これから飼う子犬をイメージしているなかなか想像出来ないかもしれませんが、10年後にはシニアになります。本当にあっという間です。

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成犬1匹にかかった年間費用

ある年の我が家の中型犬(14kg)に掛かった年間の費用は約16万円でした。

  • 動物病院
  • トイレシーツ
  • フード
  • おやつ
  • 歯磨き用グッズ

に掛かった費用がメインで、この年は下痢止めをもらったり、目薬をもらったりなどはありましたが特に大きな病気はなかった1年でした。

子犬の頃から毎年きちんと記録をしていた訳ではないのですが、もう少し少ない年もあれば、多い年もあります。

特に何もなくてもこれくらいは掛かるということで参考になれば。

ちなみに病気になった時、手術が必要な病気ではありませんでしたが、約半年間で40万円ほど必要だったこともあります。

おすすめは犬用貯金

年収がいくらなら飼えるというよりは、犬を飼い始める前の段階で、自分の収入でもうひとり養っていけると思うくらい余裕がないときついかもしれません。

また、いつ急に大きなお金が必要になるか分からないので、ある程度の蓄えもしつつ、飼い始めてからも犬用の貯金をしておくと安心ですね。

犬のための維持費が家計を圧迫してしまうことのないような計画を。

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賃貸住宅の場合にかかる費用

賃貸物件を借りる場合、室内犬を飼うことで独特のにおいが染み付いたり、犬の毛が配管に詰まるなどメンテナンス費用がかかることもあり、敷金が通常よりも1~2ヶ月分高めに設定されていたり、賃料も相場よりも高いことがあります。

犬を飼い始めるのにペット可物件に引っ越すのであれば、引越し代に加えて初期費用が高くなることも想定しておかないといけません。

ペット可物件は絶対条件

犬を迎えるにあたって、ペット可物件に住むことは絶対条件です。ペット不可物件でこっそり飼っていることが見つかってしまったら、即立ち退きを迫られることもあります。

万が一ペット不可の物件でばれることなく犬を飼っていたとしても、退去の時に臭いで飼っていたことが発覚することもあるそうです。

内緒で飼っていたことが分かると、高額な退去費用を支払う必要が出てくることもありえます。

コソコソ飼うことは犬にも人にもストレスになりますから、これから飼うのならまず最初にペットを飼える物件の準備から。

ペット可の物件は賃貸の約13%ほどだそうです。ペット可物件はあくまでもペットを飼ってもいいだけであって、飼っていない人も住んでいるでしょうし、迷惑をかけてもいい訳でもありませんのでしっかりしつけはしておきたいですね。

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一人暮らしで犬を飼う前にチェックしたい10のポイント

青空と柴犬
一人暮らしで犬を飼うのに必要な費用についてまとめてきましたが、お金があれば犬が飼えるわけではありません。

まず前提条件として、以下のことはクリアしておきたいですね。

  1. 犬アレルギーではない
  2. 10年~15年後に老犬介護が出来る
  3. 散歩やお手入れ、ご飯を与えるなどの必要な時間の確保が出来る
  4. 病気になった時にすぐに病院に連れて行ける
  5. 犬の面倒を見る体力がある
  6. もしも自分に何かあった場合に面倒を見てくれる人がいる
  7. 実家や近くに住んでいる知り合いのなかで、万が一の時にお願いを受け入れてくれる人を探しておきましょう。

    年齢が若くても事故で入院することなどがないとは言い切れませんので、一人暮らしで飼う場合には特に重要なポイントになります。

    そして、

  8. 犬に必要なスペースや散歩に適した生活環境の準備
  9. 根気強くしつけをしていくこと
  10. も必要になります。

    必ずしも飼いやすいタイプの犬を選べるとは限らないですし、留守番が長いことが分かっているのに子犬を飼うのであれば、しばらくの間帰宅時はうんちまみれのケージを掃除する必要が出てくるかもしれません。

    また、

  11. 災害時にどう犬を守るか
  12. 最期の日まで面倒をみて、見送る覚悟

についても考えておきいたですね。

私が一人暮らしで犬を飼ってきて、一番きつかったのは見送る時でした。

家族と暮らしていた時に飼っていた子は家族の誰かが見送ることが出来ればいいと思っていましたが、一人暮らしになってからは最期の時のどうしても側にいたかったので、比較的融通が利く自営業ですが仕事の調整等本当に大変でした。

いつと分かっていることではないので、もう危ないと思ってから数日かもしれませんし、数週間以上つきっきりの介護になるかもしれません。

結果的に私はそばにいて見送ることが出来ましたが、ずっと一緒に暮らしてきて一番大変だった時期でした。さらに一人暮らしの場合は、いなくなったあとの喪失感も…。

そして、火葬するのにも費用が必要です。

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さいごに

例えば年収が200万円以下なら飼わない方がいいとか年収500万円あれば飼えるという問題ではないでしょう。

一人暮らしで飼う場合には、犬には「自分(あなた)」しかいないということを常に忘れてはいけないと思います。

一人暮らしでも犬を飼うことは可能ですが、お金はもちろん時間や精神的にも余裕がないと暮らし始めてから後悔することにもなりかねません。

もし、タイミング的に「今」ではないなと思うのなら「今」は飼わないという選択が正解かもしれません。

それでも犬と暮らしたい!と思ったのなら、時間をかけて準備をしてから迎えることをおすすめします。