気温が下がってくると毎年当然のように着ているユニクロのヒートテック。
最近はヒートテック毛布も登場するなど様々な種類が販売されています。
日常的に使っていると家庭用のドラム式の乾燥機でそのまま乾燥してしまいたいところですが、ユニクロのヒートテックはタンブラー乾燥は禁止なので気をつけましょう。
ユニクロのヒートテックは乾燥機NG
ちゃんと見たことがない方の方が多いと思いますが、ヒートテックのタグをみると乾燥機はNGと表示があります。
2016年(平成28年)の12月生産分から新しい洗濯表示となり、このマークがタンブル乾燥禁止を表しています。
2016年よりも前のヒートテックにはこのように
「乾燥機の使用はお避けください」との表示がありましたので、どちらにしても乾燥機はNGということですね。
乾燥機を使わない方がいい理由は、ヒートテックに含まれる素材が熱に弱いからです。
なので、乾燥機はもちろん直射日光が当たる方法で乾かすのも避けた方がいいのです。
ヒートテックを乾燥機にかけると伸びる?縮む?
商品によって配合は異なると思いますが、我が家のヒートテックの素材がこちら。
32% アクリル
21% レーヨン
9% ポリウレタン
一番多く使われているポリエステル素材は熱には比較的強いですが、乾燥機はかなり高温になるので繊維が傷み縮んでしまう可能性があります。
アクリル素材は静電気が起きやすく、こちらも乾燥機の熱で傷み縮んでしまう可能性があります。
レーヨン素材は水に弱く濡れた状態で擦れると生地が傷んだり縮みやすいのが特徴なので、こちらも乾燥機には向きません。
伸縮性にすぐれたポリウレタン素材は耐久性がよくありません。しかも熱に弱いので、乾燥機を使ってしまうと劣化を早める原因にもなります。
また紫外線にも強くないので、直射日光が当たる場所で乾かすことも避けた方がいいですね。
ヒートテックに使われている素材は乾燥機を使うことは避けた方がいいものばかりなので、乾燥機禁止なのも納得です。
ヒートテックを乾燥機にかけていると、縮んでしまってから傷んで伸びるというかテロテロ(ヘロヘロ?)になっていく感じになります。
使われている素材は乾きやすいものが多いので、風通しのいい陰干しで乾燥させて長持ちさせましょう。
ヒートテックで乾燥機が故障することもある?!
ヒートテックを乾燥機にかけない方がいい理由として素材的に向いていないことの他に、洗濯乾燥機が故障してしまう可能性があります。
乾燥中に高温になり、洗濯乾燥機の中のプラスチック部分を溶かしてしまう可能性があるのです。
ヒートテックを乾燥させたら洗濯乾燥機が絶対に壊れるという訳ではありませんが、今まで大丈夫だったとしても今後も大丈夫とは限りません。
ヒートテック製品は「タンブル乾燥禁止」と記載してあるので使用するはやめておきましょう。
ヒートテックの洗濯方法と干し方
ヒートテックのタグに記載されている洗濯表示がこちらです。
表示の意味は左から
- 水温は40度が限度、洗濯機で弱い洗濯ができる
- 酸素系の漂白剤の使用はOKだが、塩素系漂白剤の使用は禁止
- タンブル乾燥禁止
- 日陰のつり干しが良い
- アイロン仕上げ禁止
- ドライクリーニング禁止
という意味です。
洗濯に使用する水(お湯)の温度は40度までで、ヒートテックに使用されているレーヨン素材は、濡れた状態で擦れると傷みやすいのでネットにいれましょう。
塩素系漂白剤による漂白はNG、また色落ちする可能性もあり生成りや淡色には蛍光増白剤の入っていない洗剤の使用が勧められています。
蛍光剤無配合と書かれた洗剤を選べばOKですね。
ヒートテックの乾燥方法は日陰のつり干しですので、直射日光の当たらない場所でハンガーにかけて干すのが正しい干し方です。
通常のヒートテックは薄いですから、日陰でも風通しのいい場所であれば短時間で乾きます。
ヒートテック毛布も乾燥機はNG
数年前に登場したヒートテック毛布ですが、ヒートテック毛布も乾燥機を使うことは出来ません。
ヒートテックモウフの素材もアクリル、ポリエステル、レーヨンが使用されていてるので仕方ありませんね。
ダメ元でユニクロで乾燥機が使えるかどうか聞いてみたのですが、回答は予想通り、洗濯機で洗濯後に日陰で吊り干しをしてくださいとのことでした。
さいごに
ヒートテックには乾燥機は使わず、長く着られるように洗濯と乾燥する方法を見直してみましょう。
洋服のタグの洗濯表示を見てみると洗濯時にはネット使用が推奨されているものは結構あります。
ネットを使わなくても洗濯は出来ますが、長持ちさせるという意味では「損」をしてしまうことも。
新しい服を買った時には、まず洗濯表示をチェックする習慣をつけたいですね。