駅名や地名などと一緒に地図や路線図の端っこに書いてある「至」って声に出して読むことはあまりありませんが、何と読んでいますか?
「至」の読み方と使い方、反対語についてまとめています。
地図の「至」の使い方と読み方
地図に「至○○」と書いてある場合、この「至」は「いたる」と読みます。
その場所に行き着く、到達するという意味になります。
「至東京駅」でしたら、そこの先は「東京駅に至る」ということですね。
「至」の対義語
地図の「至」の対義語は、出発地を示す「自」になります。読みは「より」です。
自 東京
至 大阪
なら、東京より大阪へ至るという意味になります。
地図の「至」の英語表記
余談ですが、英語での表記は「To 〇〇」となります。
鉄道やバス、飛行機などの行き先を表示する場合の「〇〇行き」という時には「For 〇〇」となりますが、地図では「To 〇〇」のような形になります。
至ニューヨークならTo New York、ニューヨーク方面行きであれば、For New Yorkですね。
履歴書等の期間でも使う「自」と「至」の使い方
地図以外にも「自」と「至」は期間を表す時にも使われます。
自 2018年○月○日
至 2018年□月□日
2018年○月○日から2018年□月□日までという意味になります。
この場合の読み方は「自」⇒「じ」「至」⇒「し」です。
履歴書の場合は学歴・職歴の欄で使われ、「自」の欄に入学や入職、「至」の欄に卒業や退職の年月日を記入することになります。
工事中の場所にある看板や仕事で使う文書(決算報告書や有給休暇の届け)などでも使われることがあるので、目にしている方も多いと思います。
履歴書での「自」と「至」の使い方については、こちらの記事でさらに詳しくご紹介しています。
さいごに
地図の「至」は「いたる」と読み、場所や期間に用いられ、「ある場所・時点」から出発して「ある場所・時点」に行き着くという意味です。
手書きの地図であれば、←東京など矢印を使って表記することも出来ますね。